観葉植物のある部屋は、洗練されてインテリア性も高く見えますよね。植物との暮らしは、癒やしの効果も期待できるので、積極的に置きたいところ。でも、観葉植物に関する知識がないと、選び方も飾り方も難しそう......という方も多いのでは？　そこで、観葉植物の初心者でも簡単にチャレンジできる、観葉植物の選び方と飾り方をお伝えしますね。

観葉植物はどこに置く？スペースをチェック！

まずは、観葉植物を置くためのスペースを確保します。窓辺や棚の上、ソファ横など、ぐるりと部屋を見回して置き場所を決めましょう。次に、そこに置くことができる観葉植物の形を考えます。すっと細く伸びた、背丈の高い植物が置けますか？　または、ずんぐりとした丸い形？　それとも、下に垂れ下がるものがいいでしょうか。空間に適した形を確かめましょう。

サイズや成長の向きも考えて

形が決まったら、今後の成長を見据えて、観葉植物の種類やサイズ、成長方向も考えましょう。植物は成長していくものですので、最初から置き場ぴったりのサイズのものはNG。スペースを測って、余裕を持たせた大きさにしましょう。また、成長の向きも大切です。上下どちらに伸びていくものがよいのか、スペースに合わせて考えましょう。例えば、まっすぐ上に伸びるものには、電磁波を和らげるといわれるサンスベリア、下に伸びるものには、ワイヤープランツといったものがあります。

観葉植物は、部屋の明るさと気温も考慮して選んで

せっかく観葉植物を飾っても、枯れてしまったら残念ですよね。観葉植物は、置く場所の明るさや気温を考慮して選ぶことも大切です。気をつけたいのが、単純に"日当たりが良ければいい"というわけではないこと。観葉植物の種類によって適した環境が異なるため、置き場所に適した種類を選ぶのが上手に育てるポイントです。光の量や、暑さ寒さがどのくらい厳しくなるかなども考慮して、ふさわしい観葉植物を選びましょう。

柔らかな明るさで育つ観葉植物は多い。寒さや日陰に強い植物も

では、置き場所ごとに適した種類をご紹介しましょう。多くの観葉植物が育ちやすい環境といえば、レースのカーテン越しの光のような、柔らかな明るさの場所。例えば、ツヤのある葉が茂るベンジャミンや、花のような形の5枚組みの葉が育つシュガーバインなどがあります。日当たりの良い場所に置くなら、直射日光に強いオーガスタを。幅の広い葉が特徴の観葉植物で、南国風の雰囲気を作るのにピッタリですが、日陰は好みません。また、寒さや日陰に強いものにはガジュマル、暑さに強いものには、ゴムノキがあります。置き場所に合った育てやすい観葉植物を選んでみてくださいね。

観葉植物の飾り方を工夫して楽しもう！

インテリアとして観葉植物を取り入れるなら、置き方や飾り方にひと工夫加えてみてはいかがでしょうか。床置きするだけでなく、プラントハンガーを使ってハンギングをしたり、オープンシェルフに飾ったりと、さまざまな方法がありますよ。

プラントハンガーやオープンシェルフを使えば、おしゃれで省スペース効果も

ハンギングとは、「吊るす」こと。観葉植物を天井や壁から吊るすには、プラントハンガーと呼ばれるアイテムが便利です。ロープや麻の紐で編んだものや、毛糸、皮などで作られたものがあるので、インテリアに合わせたプラントハンガーを選びましょう。プラントハンガーに入れて吊るすだけで、シンプルな空間がパッと華やぎます。また、オープンシェルフに飾ると、ごちゃつきやすい収納空間にゆとりある雰囲気を与えることもできます。どちらの方法もおしゃれですし、床置きのように場所をとらずに済むので、部屋が広く使えてうれしいですね。

フェイクを活用するのもひとつの手

本物の観葉植物を置くのに抵抗のある場所では、作りものであるフェイクの植物を利用するのもひとつの手。本物そっくりのグリーンが楽しめます。空気清浄効果や防ダニ効果があるものなど、機能が加えられたアイテムもあるので、ぜひチェックしてみてください。

スペースに合わせた観葉植物を選んで、飾り方も工夫して

お部屋の印象をおしゃれにし、気持ちも癒やしてくれる観葉植物。置き場所に合わせた上手な選び方や育て方を覚えることが、観葉植物を長持ちさせる秘訣です。飾り方にも工夫すれば、愛着も強くなるもの。お好みの観葉植物で、すてきなお部屋をコーディネイトしてくださいね。