暮らしのなかに緑があると、落ち着いた空間になるだけでなく気持ちも癒されますよね。本当はお部屋に緑を置きたくても、「観葉植物はお手入れが面倒で、枯らしてしまうかも......」とためらっていませんか? エアプランツなら管理が楽なだけではなく、土や水に挿しておく必要がないので飾るのも簡単です。ポンと置くだけで、お部屋にグリーンを取り入れられますよ。
エアプランツって?
エアプランツはチランジアとも呼ばれ、パイナップルに近い種類の植物。北アメリカ南部から南アメリカにかけて、600を超える種類のエアプランツが生息しているといわれます。この地域は降水量の少ない砂漠もあれば、濃い霧に包まれ続けるジャングルもあり、湿度と温度の変化がとても激しい環境です。この厳しい自然状況に耐えられる強さも、エアプランツの魅力です。
宙に浮かぶ植物
エアプランツとは「空中の植物」の意味。その名の通り、宙に浮いているような見た目が特徴的です。土のいらない植物で、原生林では岩や樹木に寄生し、木の幹や空気から少しずつ水分を吸って生きています。たくましいエアプランツは、家庭での育て方も手間がいらず簡単なことから、いま注目を集めています。
容器に入れたり壁に掛けたり、飾り方は自由自在
エアプランツは、水や土と接触している必要がなく、花瓶やプランターもいりません。倒れても土や水がこぼれないので、ペットやお子さんがいる家庭でも安心ですね。飾るときには、強い直射日光が当たらないようにだけ気をつけましょう。
場所も向きも、エアプランツの飾り方はアイデア次第で思いのままです。観葉植物としてだけでなく、生きたアートとしてインテリアを楽しめますよ。
容器に入れる
ガラス製の容器やビンに入れると、水に入っているようなうるおいを感じるオブジェになります。ガラス容器は透明でインテリアを選ばないので、どんなお部屋でも手軽に取り入れられます。
陶器の器に入れると一気に和のテイストに。その他にも木製の箱やブリキ缶など、お部屋のイメージに合わせて組み合わせてみてください。
天井や壁にも
どんな向きでも飾ることができるエアプランツ。天井からワイヤーで吊るすと斬新で大胆なインテリアになります。フレームに入れて飛び出す絵画のように飾ったり、思い切ってエアプランツをたくさん用意して壁一面に飾ったりしてもおしゃれですね。
オブジェをハンドメイド
流木やワイヤーなどを使って、エアプランツを組み込んだ芸術的なオブジェをつくってみませんか? 材料をそろえるのが大変な場合には、メモクリップやアクセサリースタンドなどにエアプランツを乗せるだけでもおもしろい小物ができますよ。フラワーアレンジメントの要領で、生花やドライフラワーと組み合わせてもすてきですね。
水やりは「ミスティング」と「ソーキング」
エアプランツは、空気さえあれば水はいらない植物だと思われがちですが、水やりは必須。原生林では雨や霧から水分をもらえますが、日本の屋内の湿度では水分が足りません。
水やりは、霧吹きで水をかける「ミスティング」という方法でおこないます。数日に1回、全体がしっとりと濡れるまでしっかりかけてあげましょう。ただし、2日以上濡れたままだと変色や腐敗が起こることがあるので、水やり後は通気性を良くして乾かすことが大切です。
枯れかかってしまったら
水やりの間隔が空きすぎると、エアプランツは元気がなくなってしまいます。そんな緊急事態には、バケツや洗面器などに水を張り、エアプランツをまるごと沈めて水を吸わせてあげましょう。この方法を「ソーキング」と呼びます。エアプランツが窒息しないように、6時間を目安にしてくださいね。
エアプランツで手軽に癒しとおしゃれを
エアプランツはホームセンターや雑貨屋さんで簡単に手に入るようになってきています。グリーンのある癒しの空間を手軽につくることができますね。その個性的な見た目を生かして、オリジナリティのあるインテリアも楽しめます。あなたのお部屋にも、エアプランツを飾ってみませんか?
今回ご紹介した商品

ボヌールスプレー
piece : 1500円(+消費税)
サイズ : 10cm*9.5cm*20cm
商品コード : 637-1048
各店舗にて展示しております。
手に取って、ご確認ください。