家族みんながくつろぐ場所だから、自然といろいろな物が集まってしまうリビング。小物も多く、スッキリしないのが悩みですね。片付けが苦手な方でも、ずぼらさんでも大丈夫! 急にお客様が来ても慌てない、リビングをスッキリさせるアイデアを紹介します。
散らかりがちなリビング、どう片付ける?
リビングがいつも片付かない原因を、収納の少なさや家族の出しっぱなしのせいにしていませんか?
もちろん、そうしたことも散らかる理由ではありますが、もしかしたら、物の量が多すぎるのかもしれません。まず、リビングにどのくらい物があるかを把握してみましょう。
きっと、リビングに置く必要がない物や、なんとなくリビングに置かれている物があるはず。実際に必要な物だけを置くようにします。
ライフスタイルに合わせて物の量を調節しよう
物は多すぎても少なすぎても、生活は不便です。どのくらいの量があればいいかは、家族のライフスタイルによります。まずは、今ある収納に合わせて、物の量を調節するのが基本。しかし、家族の楽しみを制限してまで、物の量にこだわる必要はありません。例えば、本好きの家族なら、蔵書に合わせて収納を増やすのもひとつです。我が家の物の適量を見極めて、快適なリビングにしたいですね。
家族みんなで「使ったら片付ける」
物の適量が分かったら、それぞれの収納場所を決めます。そして、家族みんなで、「使ったら片付ける」を習慣づけましょう。リビングはみんなの共有スペース。自分勝手に散らかすのではなく、家族のことを思いやる気持ちを再確認したいですね。
部屋をスッキリ見せるには?
とりあえず物は片付いているはずなのに、雑然としている場合は、全体の統一感や家具の配置を工夫しましょう。
テイストや色に統一感をもたせる
ポイントはテイストと色をそろえること。はじめに、どんなリビングにしたいかを、具体的にイメージしてみます。例えば、ナチュラルテイストなら無垢材や生成り素材がおすすめ。近未来的なイメージならメタル素材やモノトーンでまとめると雰囲気が出ます。
また、いろいろな種類の収納ケースを使っていると、まとまりがありません。2種類程度にそろえて、色も統一すると、それだけでもスッキリ感が増します。もし、色をそろえて寂しい感じがしたら、アクセントになる差し色を足してもいいですね。
家具は背の低いものをチョイスして
さらに、リビング全体の印象を決める家具の配置も大切です。特に、高さのある家具は部屋を狭く窮屈に見せてしまいます。なるべく低い家具でコーディネートするように心がけましょう。なお、どうしても高い家具を置く場合は、部屋の入口近くに設置すれば、遠近法の視覚効果で奥行きが出るため狭く感じません。
見せる収納と隠す収納でメリハリを
スッキリ見せたいと思うと、何でも隠して収納しがちですが、インテリアのように演出した見せる収納もおしゃれです。オープンラックを使ってお気に入りの品をセンス良く並べてみませんか? 見せる収納のメリットは物の取りだしやすさと、圧迫感がなく部屋が広く見えること。見せる収納は、棚に目いっぱい入れないで、ある程度余裕をもって配置するのがポイントです。詰め込みすぎると、見た目も窮屈で落ち着きません。
部屋をすっきりまとめる「隠す収納」
子供が小さいときは、リビングに子供のおもちゃを置くことが多いですよね。子供のおもちゃは色がカラフルでかわいらしいのですが、スッキリとコーディネートしたリビングには合わないことも。さらに、リビングのあちこちにおもちゃが散らかっていては、急な来客時にも困りますよね。
そのような場合は、子供コーナーを作って、おもちゃを一カ所にまとめましょう。フラップ型の棚を使えば、さっとしまって扉を閉めるだけで瞬時にスッキリ。かごを組み合わせれば、使うときにかごごと出してきて、使い終わったらかごにまとめて棚にしまう、というような簡単な動作で片付けることができます。子供にとっても簡単なので片付けの練習にもなりますよ。
いつも家族の笑顔があふれるリビングに
ちょっとしたコツで、リビングをいつもキレイにスッキリさせることができます。リビングの居心地が良ければ、家族が集う時間も増えるもの。笑顔があふれるリビングはとても素敵ですね。使いやすく片付けやすい収納を工夫すれば、家族みんながすすんで片付けに協力してくれるかもしれませんね。収納テクニックを活用して、リビングを片付けやすい空間にしてみませんか?