靴の脱ぎっぱなし、傘の出しっぱなしなど、家族みんなが使う玄関は何かと散らかりがち。いつも玄関を片付けてばかりいるというお母さんも多いですよね。そんな悩みも、工夫次第で一気に解決！　片付けがしやすい収納方法があれば、「出した人が片付ける」が習慣になり、玄関はいつもすっきりキレイになります。今回は、おすすめの玄関収納のアイデアを紹介します。

まずは玄関にある物の量を把握しよう

玄関のたたきに家族の人数分以上の靴が出ていませんか？　靴箱が小さくてすべてを収納しきれないかもしれませんが、たたきには、なるべく靴を置かない方がすっきりします。確かに、家族が多いと靴の数もどんどん増えてしまいますが、物の量と収納とのバランスを守ることは大切です。物が多くて靴箱に収納しきれないのであれば、収納を増やすか物を減らしてバランスを整えましょう。

まずは、靴箱や玄関にどのくらいの物があるか把握してみましょう。古くなって履けない靴やサイズが小さくなってしまったお子様の靴はありませんか？　また、似たような靴がいくつも出てくるなんていうこともあるかもしれません。もう何年も履いていない靴は、おそらくこの先も履くチャンスは少ないでしょう。そういった靴が靴箱の貴重な収納スペースを占めていることはもったいないともいえます。
ほかにも玄関には、レイングッズやお子様のおもちゃ、ペット用品など小物が増えてしまいがち。限られたスペースを有効活用するために、これは玄関に置くべき物かどうか、それぞれ考えてみましょう。

収納に対して物が多すぎる場合は、本当に必要な物を厳選して、数を減らしてみてはいかがでしょうか。物が減ると、収納に余裕ができ、片付けやすくなります。そうなれば、お子様が自分で片付ける習慣もつきやすくなるもの。

玄関にある物が把握できたら種類別に収納しよう

玄関にある物が把握できたら、次はそれらを種類ごとにまとめる玄関収納のアイデアを紹介します。

シーズン物はお手入れをしてしまう

ブーツやサンダルが、一年中出しっぱなしになっていませんか？　ブーツやサンダルは使用する季節としない季節で、収納方法を分けて考えます。シーズン中は取り出しやすいところに置き、シーズンオフはきちんと手入れをしてから箱に入れて収納します。特にブーツは型崩れしたりカビが生えたりしないように、念入りに手入れをして収納しましょう。ブーツキーパーや乾燥剤が役立ちます。

つまり、使用頻度を考えて保管するのがコツ。取り出しやすいところによく使う物を置き、たまにしか使わない物は別に分けて保管しましょう。例えば、結婚式やパーティー用の靴など、年に数回しか出番がない靴は箱に入れて、使い勝手があまりよくない棚の高いところに収納します。収納にメリハリをつけると、スペースを有効に使えますね。

レイングッズは1人ひとつを基本に

傘は1人1本ずつを基本として、予備が数本あれば十分です。急な雨で購入したビニール傘がたまっていることがありますが、不要な傘は思い切って処分してしまいましょう。来客用にとっておく場合も、1本あれば大丈夫でしょう。また、折りたたみ傘やレインコートも1人ひとつあれば十分です。ぬれた傘を一時的に保管するためのシンプルな傘立てを用意して、乾いた傘は棚の中に収納できるとすっきりしますね。折りたたみ傘やレインコートも家族分をまとめてかごに入れておけば、どこかに紛れてしまうこともありません。

お子様のおもちゃはバスケットやネット袋で保管

砂遊びグッズやボール、バドミントンやテニスのラケットなど、こまごまして形もバラバラなおもちゃ類。これらは種類ごとにまとめて、バスケットやネット袋に入れて保管します。遊びにもブームがあるので、あまり使わなくなったおもちゃや季節限定の物は収納の棚の奥に片付けるか、定期的に処分をします。また、お子様が自分で取り出しても片付けられるように、収納棚のお子様の手が届く位置に、専用コーナーを設けるのもおすすめです。

気持ちよく使える自慢の玄関に

玄関がいつもキレイだと、気持ちよく出かけられますし、帰宅したときもホッとできます。また、家族だけでなく、お客様にも好印象を与えられます。いつお客様が来ても自信を持って迎えられるすてきな玄関を保ちたいですね。片付けがしやすい収納を工夫すれば、自然と散らかりにくくなるもの。家族みんなが使いやすい収納を目指して、早速いまの玄関収納を見直してみませんか？