部屋の中でひときわ大きな存在感を放つソファ。機能性や座り心地などソファを選ぶ決め手はさまざまですが、どんなに上質なものを選んでも、部屋から浮いて見えてしまうとなんだか残念な印象に。部屋の主役ともいえるアイテムなので、全体のイメージにマッチするソファを選ぶことが大切です。今回は、お部屋のテイストに合わせたソファの選び方をお伝えします。
ソファの種類と選び方
ソファとひと口にいっても、その種類はさまざまです。まずは、どんな種類があるのかを知っておくと、選択の幅が広がります。主なソファの種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。
- カウチソファ
足を伸ばしてゆったりとくつろげるソファ。1人から数人が座ってくつろげるようになっています。 - コーナーソファ
部屋の角に合わせて設置しやすいL字型のソファ。壁際に寄せて置くと空間を有効に使うことができます。また、リビングダイニングのような広い部屋の仕切りとしても使えます。 - ローソファ
背の低いソファ。脚がない、もしくは短いタイプです。 - リクライニングソファ
背もたれを後ろに倒せるソファ。角度を調整できるので、シーンに合わせた使い方ができます。 - ラブソファ
2人掛けのやや小さめなソファ。1人でゆったりと使いたい方にも適しています。 - カバーリングソファ
カバー交換が可能なソファ。すべて交換できる「フルカバーリング」と部分的に交換できる「ハーフカバーリング」の2種類があります。 - オットマンソファ
オットマン(足載せ台)がセットになっているソファ。足を伸ばせるだけでなく、オットマンを簡易ソファとしても利用できます。
ソファを設置する部屋や用途によって、適した種類を選びましょう。
リラックスムードを演出するなら「カウチソファ」
リビングや応接間は、ゆったりと過ごせるソファを置いて、落ち着きのある空間にしたいですね。そこでおすすめなのが、リラックス感のあるカウチソファ。足を伸ばして座れるシェーズロング(長椅子)で過ごす時間は、最高の贅沢といえます。ラグジュアリーな雰囲気を出したい場合にもぴったりです。
シェーズロングが離れるタイプなら、お部屋の配置に合わせて左右どちらにも対応できます。大きいソファだと模様替えをすると置き場所に困ることがありますが、家具の配置が変わっても臨機応変に対応できるのはうれしいですね。
ポップなお部屋には「カバーリングソファ」が活躍
ソファの選び方で難しいのが、鮮やかな色が欲しいとき。カラフルな部屋や個性的なイメージを目指すなら、カバーリングソファがおすすめです。家具のなかでも面積が大きいソファは、シンプルなものを選びがちですが、カバーリングソファなら気分によってカバーを変えることができます。ビビッドカラーやインパクトの強い柄物など、思い切ったデザインにもチャレンジしやすいでしょう。定期的にカバーを替えるだけで部屋の印象が変わるので、手軽にイメージチェンジができるのも魅力です。
シンプルなカバーも用意しておけば、部屋に落ち着きを与えたいときに役立ちます。食べ物や飲み物をこぼして汚してしまったときは、カバーを外して洗えるのも助かりますね。お手入れ面でもメリットの大きいソファといえます。
広々とした空間づくりには「ローソファ」を取り入れて
狭い部屋や家具を多く置いている部屋は、圧迫感が出てしまうもの。窮屈に感じる部屋を広々と見せたい場合は、背の低いローソファを選ぶとよいでしょう。一般的なソファよりも天井までの空間が大きくなるので、部屋にゆとりが生まれます。ソファの大きさも気になりにくく、すっきりとした印象になります。
また、小さなこどもがいるご家庭で背の高いソファを置いていると、ソファからの転落が心配だったり、ソファの下におもちゃを入れられたりといった悩みもあるでしょう。ローソファを選ぶと、そうした悩みにも対応できますね。脚を付けて背を高くできる2WAYタイプなら、こどもの成長に合わせてソファの使い方を変えることができますよ。
イメージと用途に合う最高のソファを選んで
ソファにはさまざまな種類があり、なかにはシェーズロングが離れるタイプや2WAYタイプのように、用途に合わせた使い方ができるものもあります。お部屋のイメージに合わせながら、さらに使い勝手にも優れた最高の一品を見つけたいですね。暮らしにゆとりとくつろぎをもたらすソファ。あなたのお部屋にぴったりのソファを選んで、理想の空間を目指してみませんか?